猫の地球儀

〜解説〜 スカイウォーカーと言うだけで宣教部隊に殺される時代。 三十七番目のスカイウォーカー幽は一匹のちっぽけな黒猫だった。 鬼才・秋山瑞人が送る、暖かくて おかしくて 涙が止まらないＳＦファンタジー。

パイロットアイコン：１０　ユニットアイコン：７

	幽・スカイウォーカーの三十七番		クリスマス
『生きたまま地球儀へ行く』という『夢』を持った猫、 『スカイウォーカー』の一人、三十七番。 彼もまた、様々な猫を巻き込みながらひたすらに『夢』を追いつづける。 トルクの闇色の毛色を持ち、その中に輝く金の瞳を持つ黒猫。		先代、朧・スカイウォーカーの三十六番の相棒だったロボット。 朧の言いつけで彼の残した研究成果が入った瓶をずっと隠していた。 血のように赤いツナギの作業服を着て、分厚く重そうな 一流メーカーのレプリカのスニーカーを履いている。
	クリスマス(メイク)		クリスマス(泣き)
焔との決闘中側頭部を負傷したクリスマス。 ハイになっている幽のコマンド媒体が伝染し、凶悪な笑みを見せる。 側頭部の血で頬に三本ずつヒゲを描いている。		とある事態の直後のクリスマス。 ある種の話題は、つきつめて語れば最後には血を見るのだ。
	クリスマス(包帯)		クリスマス(ダンボール)
焔との決闘後、幽と最後の作業をしている時のクリスマス。 頭の傷口に大きなガーゼを当てて包帯を巻いている。 頬には血で描いたヒゲがまだ残っている。		ダンボールの箱に潜伏しているクリスマス。 ダンボールの箱の見た目は、ずいぶんとくたびれた感じの、 １立方メートル位の大きさの、抗菌コーティングのすり切れた箱で 赤のクレヨンで『ひろってください』と書いてある。
	焔・スパイラルダイバーの 二千五百三十三番		楽・エクスプローラー
螺旋階段（スパイラル）で決闘（ダイブ）をする猫、 『スパイラルダイバー』の二千五百三十三番。 幽とはまた違うが、彼もまた『夢』を追っていた。 暗色に映える白い毛並みを持った、痩せたちっぽけな白猫。		『探求者』と訳される猫、『エクスプローラー』。 幼さゆえの純粋さを持っており、その純粋さが 幽と焔に『夢』を追いつづける以外の道を示していたのだが…。 茶虎の体をしていて、尻尾にはお守り代わりの鈴銭をつけている子猫。
	震電		霞・大集会僧正
楽が『活動のおじい』から受け継いだ相棒のロボット。 たいような名前のくせに動きは鈍く、 そのくせネズミを捕る事にかけてはたいそうな腕を持つ。 天使型で、ひょろひょろして、間抜けな面をしたロボット。		膨大な数のトルク猫を治める組織『大集会』の僧正。 大集会の言う事に矛盾がある事をしりつつも、 それはトルクの猫達にとって必要な事だと感じている。 額の電波ヒゲの周囲の毛を星型に剃った、暗い色の毛皮をした老猫。

	幽・スカイウォーカーの 三十七番		クリスマス		クリスマス(ダンボール)
	焔・スパイラルダイバーの 二千五百三十三番		日光月光		日光
	月光